重(しげ)ちゃんの鍛冶屋
「重ちゃんの鍛冶屋」の愛称で親しまれる、塚本鍛冶屋は、農鍛冶を専門として、田畑を耕す備中、文化鍬、おうちゃくなどの製作、修理を行っています。
塚本鍛冶屋について
備中、文化鍬、おうちゃく
塚本鍛冶屋は塚本八十吉(先代)が明治末期から続く鍛冶屋の3代目として豊田市で創業したのが始まりです。
鍛冶屋とは製鉄に従事する「大鍛冶」、刀鍛冶(刀工)を「小鍛冶」、包丁や農具、漁具、山林刃物などを扱う「野鍛冶/農鍛冶」に大きく3つに分類されます。
塚本鍛冶屋は農鍛冶を専門として田畑を耕す備中、文化鍬、おうちゃく(左図参照)などの製作、修理を主な商いとしていました。八十吉の三男である塚本重夫は先代からの技を継承し、今もなお現役の農鍛冶工として活躍しています。
鍬の修理方法について
1)修理前の鍬
2)コークスを燃やして炉に火を入れます。
3)すり減った刃先に軟鉄を鍛接します。
4)刃先に鋼を鍛接します。
5)不要な部分をカットします。
6)刃先をグラインダーで整形します。
7)最後に焼入れをします。
8)焼入れをすると鍛接した鋼の部分が白くなります。
9)修理完了
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重ちゃんの鍛冶屋紹介ムービー